森盲天外著 未発表原稿「優填王経」を読む
「優填王経」は、長らく余土公民館の資料庫に眠っていた未発表原稿をもとに、近年になって初めて翻刻・公開された貴重な仏教説話である。
本資料は盲天外の中でどのように仏教的世界観が受容され、再解釈されていったのかを知る上で、きわめて重要な手がかりを提供している。
今回の意訳は、原文の語り口や思想的背景を尊重しつつ、現代の読者にも理解しやすい形で再構成したものである。盲天外の思想に触れ、その深奥を汲み取る一助となりましたならば、編者としてこれに勝る喜びはございません。